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積算の基本、歩掛とは...?

2月15日

読了時間:4分

トータルサポート株式会社

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積算の基本となる歩掛とは、作業に必要な手間を数値化したもので、労務費の算出に欠かせない要素です。


材料の種類や作業をする人の熟練度などにより作業時間が変わるため、作業量を表す人工と歩掛を用いる事で、より適正な工事費用を算出する事が可能となります。


本記事では、積算における歩掛の基礎知識や、歩掛によるメリット等を解説していきます。



目次

積算業務における歩掛の基礎知識

step1:歩掛の概要・計算方法

step2:適正な労務の算出に必要

step3:標準歩掛を利用する

歩掛を使用するメリットとは

point1:見積もり精度が上がる

point2:赤字を回避できる

point3:経営の効率化

point4:スケジュール調整がしやすくなる

point5:信頼が得られる

まとめ



┃積算業務における歩掛の基礎知識


step1:歩掛の概要・計算方法

電卓を持った女性のイラスト
















歩掛を簡単にいうと「1つの作業を行うための手間を数値化したもの」です。


作業する人の経験年数によって、作業にかかる時間には差があります。

その差を係数として考慮したものが歩掛となります。


人工という言葉でよく出てきますが、同じようなイメージで大丈夫です。


1人工=8時間で行える作業量を表しているため、

歩掛(人工)=(1人×必要な作業時間)÷8時間で計算が出来ます。


例えば、照明器具Aを1人で取り付けた際に1台に1時間30分の時間を要するとすれば、

(1人×1.5時間)÷8時間=0.18歩掛(人工)となります。


同じ照明器具を7台取り付ける場合は、0.18×7台=1.26歩掛(人工)となります。


1人工が8時間のため、1.26歩掛(人工)×8時間=10.08時間


7台の照明器具を取り付けるために、10時間程度が必要だと算出できます。


但し、使用される材料だけでなく作業内容や現場環境によっても、作業時間が変わるため、条件毎に調整が必要となります。



step2:適正な労務費の算出に必要

データが印刷された紙
















工事によって使用する材料や施工方法など条件が異なるため、単純に作業時間だけで労務費を算出すると、手間がかかる工事の場合は赤字になる可能性も出てきます。


使用する材料や施工方法、作業環境や作業場所、作業員の熟練度等、条件毎に異なる作業量(歩掛)で算出しましょう。



step3:標準歩掛を利用する


1つ1つの材料毎に歩掛を使用して労務費を算出すると、積算業務が膨大となり大変になってしまいます。


その為、実際の積算業務では国土交通省の「公共建築工事標準単価積算基準」を参考にするのが一般的です。


1つ1つの材料ごとに標準歩掛が細かく記載されています。

※標準歩掛は、健康な青年を想定したものですので、実際に従事する作業員の年齢や経験は、別途積算に反映させる事をお勧めします。


ネジなどの細かい材料を指す「雑材料」の係数も掲載されているので、工事の見積もり作成が初めてという方に役立つかと思います。



┃歩掛を使用するメリットとは


point1:見積もり精度が上がる

見積書のイラスト
















歩掛で適正な労務費を算出できると見積もりの精度向上に繋がります。